現在学校現場に供給されている資材は、昔の剥き出しの金属とは別物である。文部科学省が定める厳格な「学校給食衛生管理基準」に適合させるため、器具や容器の製造技術は高度な進化を遂げてきた。
一般社団法人日本アルミニウム協会などの業界団体が示す技術指針のもと、流通しているアルミ製給食用食器・容器の多くには、表面に陽極酸化皮膜(アルマイト加工)や特殊な高分子コーティングが施されている。これにより耐腐食性と耐摩耗性が劇的に向上し、酸や塩分に触れても金属イオンが食品側へ移行する現象を物理的に遮断している。
加えて、給食センターや学校現場では、定期的な摩耗検査や規格適合チェックが義務づけられている。劣化した容器が長期間にわたって放置使用されることはなく、徹底した品質管理体制が敷かれている。