法的な包囲網も急速に再構築されている。いわゆる風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風営法)の厳格な運用が進み、客引き行為の禁止や料金明示義務の徹底、違反店舗に対する営業停止処分が容赦なく下されるようになった。
法規制の強化に伴い、ナイトワーク業界は決定的な二極化の局面を迎えている。タレントとしても知られるROLAND氏のように、売掛金の完全撤廃やクリーンな明朗会計を打ち出し、健全なエンターテインメントとしてのホスト文化を守ろうとする経営者が現れる一方、摘発を逃れるために看板を降ろして違法な「闇営業」やレンタルスペースでの営業にシフトする悪質店舗が後を絶たない。
「グレーゾーンで稼ぐ時代は完全に終わった」と語る健全派のオーナーがいる反面、地下組織と結託してよりアグレッシブに暴利を貪るグループが存在する。業界の自浄作用が本物かどうかが、今まさに試されている。