ネット上の読者コミュニティやSNSでは、時に「ドラゴンは大きな事件が起きても常に東を向いて佇んでいるだけで、直接動かない」という批判やミームが語られることがあります。しかし、作中の軍事力学や現場の情勢を冷静に分析すると、この評価は大きな誤解であると分かります。
革命軍は、世界170カ国以上が加盟する世界政府という巨大権力に対して、極めて少数の戦力で挑んでいるゲリラ組織です。総司令官であるドラゴンが不用意に前線へ出て捕獲・戦死すれば、全世界に散らばる革命の火種は一瞬で鎮圧されてしまいます。
実際のドラゴンは、くまの救出作戦の立案、世界貴族への兵糧攻め(食糧輸送船の襲撃)、ルルシア王国消滅後の難民受け入れや情報戦の指揮など、極めて緻密かつ合理的な兵站・情報戦略を休むことなく指揮しています。「感情で突撃する海賊」と「制度を解体する革命家」の戦い方の本質的な違いを理解することが、ドラゴンの真価を見極める鍵となります。