背中が丸まっている人を観察すると、多くが「背筋の筋力が足りないからだ」と考え、気合で背中を反らせようとします。しかし、番組の検証取材で明らかになったのは、前側の筋肉(大胸筋・小胸筋)が縮こまり、筋膜が固まることで肩甲骨が外側に引っ張られたままロックされているという身体構造の真実でした。
筋膜とは筋肉をボディスーツのように包み込む組織であり、長時間の前屈み姿勢が続くと水分を失って癒着します。筋膜リリース猫背改善が提唱される理由は、引っ張る側の制限を解かない限り、背中側の筋肉だけを鍛えても姿勢は元に戻ってしまうためです。
さらに、姿勢の崩れは首が前方へ突き出るストレートネック治し方とも密接に関わっています。頭部の重み(成人で約5〜6kg)を支える頸椎が前傾することで、胸椎の自然な湾曲が失われ、全身のバランスが崩壊していく悪循環に陥ります。