下落合の魅力は、単に「住みやすい住宅街」という言葉だけでは括りきれない。昭和のカルチャーやアートが息づく、歴史的な奥深さも持ち合わせている。ギャグ漫画の巨匠である赤塚不二夫がフジオ・プロダクションの拠点を置いた街であり、ここで数々の名作や名キャラクターたちが生まれた。
また、1979年に公開されてカルト的な人気を博した映画『下落合焼とりキャンパス』の舞台としても知られている。作品に漂う自由奔放でどこか愛おしい空気感は、今の街の片隅にもそこはかとなく漂っている。歴史ある高級住宅街の佇まいと、サブカルチャーの熱気が心地よく同居する独特の空気感こそが、この街にハマる人が絶えない理由だ。