大規模なファン投票と独自のエピソード分析を掛け合わせた最新の集計結果において、真っ先に話題を集めたのは上位勢の顔ぶれだ。長く上位を守り続けてきた『機動戦士ガンダム』のセイラ・マスや、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』で再び異彩を放ったラクス・クラインといった圧倒的な知名度を誇る名ヒロインたちが当然のように上位に名を連ねている。しかし、並み居るレジェンドたちを抑えて堂々の1位を獲得したのは、往年のミリタリー色豊かなヒロインではなく、まったく新しい風を吹き込んだキャラクターだった。
意外な1位として選出されたのは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の主人公でありヒロインでもあるスレッタ・マーキュリーだ。従来のガンダム像を鮮やかに覆し、内向的な性格でありながら大切な人のために極限の戦いへと身を投じる健気な姿勢が、若年層から往年のオールドファンまで幅広い支持を獲得した。ファンからは「成長のプロセスが最も丁寧に描かれていた」「逃げたら一つ、進めば二つ手に入るという言葉に救われた」といった熱い声が寄せられている。
彼女たちが愛される理由は単なる美しさではない。複雑な隠された設定や政治的な思惑、血縁の呪縛に苦しみながらも、自らの意志で運命を切り拓いていく生き様そのものが、現代の視聴者の共感を呼んでいるのだ。