「幹事」という言葉を別の表現に置き換える際、最も重要なのは「誰に対して」「どのような規模・性質の集まりで」使うかという点です。役割の重みや権限の所在に応じて、以下のように明確に使い分けることが求められます。
公的なシンポジウムや企業合同のセミナー、公式なパーティなどでは「主催者」または「事務局」という表現が最適です。組織としての責任主体を指すため、対外的な信頼感が格段に高まります。一方、社内の勉強会やワークショップなど、当日のプログラムをスムーズに進めることが主な任務である場合は「進行役」や「ファシリテーター」と名乗るのが自然です。
また、有志による記念事業やOB会、あるいは地域・業界の有志が集まる懇談会といった場面では「世話人」や「代表世話人」という表現がしっくりきます。上から目線にならず、かといって裏方に徹しすぎない絶妙な温かみと誠実さを伝えることができるため、古くから格式あるコミュニティで好まれてきた敬語表現の一つです。