甘露寺蜜璃と伊黒小芭内の関係において、物語初期から読者を惹きつけたのが二人の親密な空気感でした。柱合会議での威圧的な態度とは裏腹に、伊黒は蜜璃に対してだけは常に穏やかで特別な眼差しを向けていました。蛇柱と恋柱の馴れ初めは、蜜璃がお館様のお屋敷で道に迷っていた際、伊黒が声をかけたことがきっかけです。
公式ファンブック『鬼殺隊見聞録』によると、伊黒はこの初対面の瞬間に蜜璃へ一目惚れしたと明かされています。あまりの可愛らしさに衝撃を受けた伊黒は、以降も頻繁に文通を交わし、食事を共にする仲へと発展していきました。蜜璃が炭治郎に「伊黒さんとはよく文通するの」と嬉しそうに語る場面からも、二人の心が通い合っていたことがうかがえます。
そしてファンの間で有名なのが、蜜璃が着用している「緑色の縞模様のニーハイソックス」です。伊黒小芭内が靴下をプレゼントした理由は、前田まさお(隠)によって露出度の高い隊服を支給され、恥ずかしがっていた蜜璃への気遣いからでした。派手な縞模様は伊黒自身の羽織の柄にも通じるものであり、彼女のコンプレックスや恥じらいを否定せず、優しく包み込もうとした伊黒の深い愛情が詰まった贈り物でした。