アニメーション制作を手掛けるufotableと、企画・プロデュースを担うアニプレックスの強力タッグが生み出す制作現場は、声優陣にとっても妥協の許されない真剣勝負の場だ。アフレコ現場での裏話として、花澤は蜜璃の独特な技の叫びや激しい息遣いを録音する際、身を削るようなエネルギーを注ぎ込んでいたという。
共演キャストたちとの掛け合いにおいても、現場の集中力は凄まじかった。柱としての威厳と、仲間を想う温かな包容力。その双方向のテンションを維持するために、マイク前での立ち振る舞いや声のディテールについて監督や音響監督と細かく擦り合わせを重ねたエピソードは有名だ。妥協を一切排した作画クオリティに負けない圧巻のボイスパフォーマンスは、こうした現場の執念から生まれている。