理想的なミディアムレアの火加減を実現するためには、強火で一気に焼き続けるのではなく、「強火で表面を焼き固め、弱火で中心部へじんわり熱を届ける」二段階の加熱が基本となります。
油の選び方にもプロの知恵が隠されています。サラダ油の代わりにスーパーの精肉売り場で手に入る牛脂の使い方をマスターしてください。牛脂をフライパンでじっくり溶かしてから肉を焼くことで、輸入牛特有の淡白な風味に和牛由来のリッチな脂のコクと香ばしさが加わり、仕上がりの満足度が格段に向上します。
家庭で一般的な肉の厚みと焼き時間の目安は以下の通りです。
【肉の厚みと加熱時間の目安表】
・厚み1.0cm〜1.5cm:強火で約1分(きれいな焼き色をつける) ➔ 裏返して弱火で約30秒〜45秒
・厚み2.0cm前後:強中火で約1分30秒 ➔ 裏返して弱火で約1分
・厚み2.5cm以上(厚切り):強中火で両面を各1分 ➔ 弱火に落としてフタをせず各面1分30秒ずつ加熱
肉をフライパンに入れたら、焼き色が定着するまで絶対に肉を触らない・動かさないことが、香ばしいメイラード反応を引き出す決定的なポイントです。