騒動の余波が広がる一方で、フジテレビの野球中継基盤そのものが崩壊したわけではありません。その最大の防波堤となっているのが、ヤクルトスワローズ フジテレビ 放映権に代表される半世紀以上の歴史的結びつきです。かつて球団の親会社であった産経新聞社・フジサンケイグループの資本関係を源流に持ち、現在も明治神宮野球場におけるスワローズ主催公式戦の全試合中継権をフジテレビ系列が掌握しています。
地上波では『感謝を、感動を、野球道』のタイトルで注目カードを厳選放送し、BSフジでのリレー中継、そしてCS放送プロ野球ニュース フジテレビONEにおける試合開始前(17:45〜)から完全生中継するパイプラインは盤石です。公式SNS(@fujitv_baseball)でも、球団レジェンドである石川雅規投手の25年連続勝利記録への挑戦や、同世代の五十嵐亮太氏による鋭い戦術解説など、ファン目線に寄り添った発信が続けられています。
さらに週末のスポーツ総合番組『すぽると!』の復活や、中居正広氏がMCを務める『たまッチ!』、次世代育成に焦点を当てた『スワローズキッズアカデミー』など、野球文化を多角的に支える地上波番組群の厚みは他局を圧倒しています。