大学の都心シフトに対し、行政側も手をこまねいているわけではない。ふじみ野市役所の高畑博市長は、キャンパス移転に伴う跡地活用や、地元に残すべき教育・地域貢献機能について大学幹部と協議を重ねている。これまで地域医療・福祉・子育て支援の分野で多大な貢献を果たしてきた知的資源を、いかに市内に留めるかが最大の焦点だ。
高畑博市長は対外的にも「長年培われた地域密着型の取り組みは市民生活に不可欠であり、組織の形態が変わろうとも強力なパートナーシップは継続されるべきだ」との姿勢を示しており、新たな協働のかたちが模索されている。