多くのトレーニーが陥る最大の誤解が、「腹筋運動をやり込めばお腹の脂肪が落ちて割れてくる」という局所脂肪燃焼の幻想です。運動生理学の常識として、特定の部位だけを集中的に動かしても、その部分の皮下脂肪だけが優先的に燃焼する現象は起こりません。
腹直筋は生まれつき誰もが白線と腱画によってブロック状に分かれています。つまり、誰のお腹の中にも最初からシックスパックは存在しているのです。それが外から見えないのは、単に筋肉の上に厚い皮下脂肪が覆いかぶさっているからに他なりません。どれほど腹直筋を肥大させても、体脂肪率が基準値まで落ちていなければ、凹凸が表面に現れることはありません。
目標とするシックスパックの陰影を手に入れるためには、筋トレによる筋肥大と並行して、適切なカロリー管理と全身のエネルギー消費によって体脂肪を削る作業が必要です。以下に、腹直筋が視認できるようになる体脂肪率の客観的基準と達成までの期間の目安をまとめました。