通報を受けた静岡県警と山梨県警の山岳遭難救助隊は、翌朝からヘリコプターおよび地上部隊を投入して大規模な捜索を開始しました。しかし、標高3,000mを超える現場は強風と氷点下の極寒地帯であり、救助隊員自身にも二次災害の危険が伴う過酷なオペレーションとなりました。
滑落から2日後の2019年10月30日午後、静岡県警の山岳遭難救助隊が、須走ルートの7合目付近(標高約3,000m地点)の雪上で倒れている男性を発見。その場で死亡が確認されました。滑落開始地点とみられる山頂付近からは約700メートルから800メートルも滑落しており、激しい衝撃による全身打撲が死因と診断されました。
事故の瞬間が生配信されていたことから、ネット上では「自己責任論」や「配信カルチャーの暴走」を巡って激しい議論が巻き起こりました。5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)やTwitter(現X)では、無謀な登山に対する批判の声が相次ぐ一方で、リアルタイムで人が命を落とす場面を目撃してしまった視聴者の精神的ショック(トラウマ)も深刻な問題として取り沙汰されました。