暖簾をくぐる来訪者のほぼ全員が注文するのが、大衆割烹あら川のおすすめ刺身盛り合わせです。「天然の生簀(いけす)」と称される富山湾の魚介は、獲れたてならではの弾力と脂の乗りが格別であり、熟練の包丁さばきによって素材の旨味が極限まで引き出されています。
特に外せないのが、初夏から秋にかけて旬を迎える大衆割烹あら川の富山湾産白エビです。一尾ずつ手作業で丁寧に殻を剥いた刺身は、口に入れた瞬間に上品で濃厚な甘みが広がり、訪れる者を唸らせます。さらに、香ばしく揚げられた「白エビの唐揚げ」は、殻の芳醇な風味と身の甘みのコントラストが絶妙で、酒の肴として外せません。
秋冬には脂の乗った「寒ブリ」の刺身やブリ大根、春先にはぷりぷりの「ホタルイカ」の酢味噌和えや石焼き、通年で楽しめる名物の「バイ貝」や「ゲンゲの天ぷら」など、富山の四季折々の味覚が黒板メニューにずらりと並びます。大衆割烹あら川のメニューと値段は仕入れ状況によって日々変動するものの、一品料理はおおむね800円〜2,500円前後に設定されており、品質を考慮すれば極めて良心的です。
料理の味わいをさらに深めるのが、入手困難な幻の銘酒として名高い大衆割烹あら川の地酒「勝駒(かちこま)」をはじめとする富山の清酒コレクションです。高岡市の清都酒造場が極少量のみ仕込む勝駒は、雑味のない清冽な喉越しと米の豊かな旨味が特徴で、あら川の新鮮な刺身と完璧なマリアージュを奏でます。他にも「満寿泉」「立山」「勝駒」といった県内の銘酒が常時揃っており、日本酒愛好家にとっても垂涎の環境が整っています。