ネットの掲示板やSNSでは、「月の角度や表情にオカルト的な意味が込められているのではないか」といった都市伝説がまことしやかに語られることがある。不気味さと結びつけられたこうした噂の真相は何なのか。結論から言えば、そこに怪しい意図など一切存在しない。
花王が月に込めた本来の意図は、「美」と「清潔」、そして「夜空から人々の暮らしをやさしく見守る存在」という温かな願いである。美しさの象徴である月をモチーフに選び、常に満ちていく上弦の月のように事業と生活の質が発展していくことを祈った意匠であった。恐ろしい都市伝説は、印象に残る強力なビジュアルデザインがゆえに生じた人々の妄想の産物にすぎない。