賃貸マンションやアパートで最も頭を悩ませるのが、壁面のピンホール問題です。一般的な画鋲は退去時の原状回復トラブルを招きかねませんが、缶バッジ壁に穴を開けない飾り方としてコレクター界隈で定着しているのが、超強力ネオジム磁石とマスキングテープを組み合わせた技法です。
手法はシンプルかつ極めて強固です。まず壁の狙った位置にマスキングテープを貼り、その上に接着剤付きの極小スチールプレートや別のネオジム磁石を固定します。あとは缶バッジの裏面(スチール部分)を近づけるだけで、磁力によって浮遊しているかのようにピタリと吸着します。このマグネット缶バッジディスプレイの最大の利点は、缶バッジ背面の針を一度も起こす必要がない点にあります。針の金属疲労や歪みを100%防ぎながら、位置の微調整もミリ単位で容易に行えます。
さらに、市販の「シリコン粘着ゲルテープ(魔法のテープ)」を活用したアクリル板マウントも有効です。透明アクリル板に缶バッジを等間隔で固定し、そのアクリル板自体を壁に極細ピンフック(穴が目立たない針長設計のもの)で吊るせば、壁への負荷を最小限に抑えながら、30個から50個規模のまとまったコレクションを一挙に展開できます。