体験者のレポートを深掘りしていくと、パンフレットの華やかなイメージとは異なる「知られざる現実」がいくつか浮かび上がってきます。
第一の盲点は、「途中で簡単には降りられない」というコース設計の現実です。アクティビティは一度登ると原則として次のジップライン着地点まで樹上を進み続ける構造になっています。途中でパニックになったり足がすくんだりした場合、スタッフが専用のロープ機材を使って地上から救助(エスケープ・レスキュー)を行いますが、救出には一定の時間がかかり、後続のグループを長時間待たせる心理的気まずさも生じます。「とりあえず登ってみてダメならすぐ降りよう」という安易な挑戦は避けるべきです。
第二の盲点は、翌日を襲う激しい筋肉痛です。空中アスレチックは全身の体幹と握力を総動員します。普段運動習慣のない大人がアドベンチャーコースを全力でクリアした場合、翌朝には背筋、前腕、太ももが悲鳴を上げることになります。午後に他の過密な観光スケジュールを詰め込みすぎず、体験後は箱根湯本の日帰り温泉で疲労をじっくり癒す動線を組むのが賢着な旅の組み立て方です。