フィンガーボールの使い方には、良かれと思ってやってしまいがちな「勘違いマナー」がいくつか存在します。
誤解1:浮いているレモンを指で潰したり擦り付ける
レモンスライスが入っていると、「果肉を指に擦り付けて汚れを落とすものだ」と誤解する人がいます。しかし、レモンを強く潰すと果肉の繊維が水中に散らばり、指先にも果肉が付着して見た目が非常に不潔になります。レモンの成分はすでに水中に溶け出しているため、浮かんでいるレモンには一切触れず、水だけを利用するのが正解です。
誤解2:手のひら全体や手首まで洗ってしまう
フィンガーボールはあくまで「手でつまんだ指先」を洗うための器です。洗面器のように手のひら全体を沈めたり、ジャブジャブと音を立てて洗うのはマナー違反となります。器自体も小さく設計されているため、水がテーブルクロスに溢れてしまう原因にもなります。
誤解3:器をテーブルの中央から自分の手元へ大きく引き寄せる
フィンガーボールは通常、サービスのスタッフによって使いやすい位置(メインプレートの左上や正面など)に置かれます。器ごと手元に抱え込むように移動させるのではなく、置かれた位置のまま指先を伸ばして使うのがスマートです。