初演の舞台となったIHIステージアラウンド東京は、客席が360度回転する特殊構造を持つ劇場だ。この空間をフルに活用し、主催のTBSテレビとともに創り出した演出は圧巻の一言に尽きる。
周囲を囲む巨大スクリーンに映し出されるスピラの広大な風景。観客はまるで自分自身がティーダたちと共に世界を旅しているかのような没入感を味わった。水中スポーツ「ブリッツボール」の試合シーンでは、ダイナミックなワイヤーアクションと映像演出が融合し、客席からはどよめきが巻き起こった。劇場の構造を最大限に活かしたこの体験は、観客の記憶に強く刻まれている。