現場の第一線で活躍するプロのハウスクリーニング技能士や、NPO法人日本ハウスクリーニング協会に所属する清掃のスペシャリストたちは、「汚れを落とした後の防カビケアこそが最も価値のある工程だ」と口をそろえる。
近年のハウスクリーニング業界におけるトレンドは、汚れを溜め込まない仕組みづくりにある。配管の洗浄を終えた後、仕上げとして銀イオン(Ag)配合の煙探知型防カビ剤や除菌スプレーを浴室全体に行き渡らせることで、カビ胞子の付着を数ヶ月間にわたって抑制できる。また、最後の入浴者が上がる際に、50度程度の熱シャワーを浴室全体と排水口に数秒間かけるだけでも、カビの発生率を劇的に下げられることが実証されている。カビ菌は熱に弱いため、日々のわずかな手間でクリーンな環境を持続させることが可能なのだ。