スポットライトを浴びていた風吹ジュンですが、その生い立ちは決して平坦なものではありませんでした。富山県で生まれた後、両親の離婚を機に母親と兄とともに京都、そして大阪へと移り住みます。母親からの十分な養育を受けられないネグレクトに近い環境に置かれ、中学生の頃には生活のために内職を手伝うなど、過酷な極貧生活を強いられました。
中学校卒業後は高校進学を断念し、自立を求めて単身で上京。10代半ばから銀座の高級クラブでホステスとして働き、生き抜くために必死で生活費を稼ぐ日々を送ります。この銀座勤務時代に芸能関係者の目に留まり、スカウトされたことが芸能界入りのきっかけとなりました。彼女の底抜けに明るい笑顔の奥には、若くして社会の酸いも甘いも噛み分けた強い覚悟が宿っていたのです。