濃厚なコクを持つ粉チーズは高カロリーと思われがちですが、その栄養密度は一般的な食材と比べても極めて優秀です。水分を飛ばして旨味と栄養を凝縮しているため、少量で効率よく身体に必要な成分を補給できます。
文部科学省の日本食品標準成分表に基づくと、一般的な粉チーズ(大さじ1杯=約6g)の栄養成分は以下の通りです。
・エネルギー:約26kcal
・たんぱく質:約2.3g
・脂質:約1.8g
・カルシウム:約78mg
・食塩相当量:約0.2g
大さじ1杯で牛乳約70ml分に相当するカルシウムを摂取できる計算になり、成長期の子どもの栄養補助や骨粗鬆症が気になる世代にとって手軽なカルシウム源となります。さらに、チーズのたんぱく質は熟成の過程でアミノ酸にまで分解されているため、体内での消化吸収率が高いことも大きなメリットです。
一方で、粉チーズのカロリーと栄養を意識する上で留意すべきは塩分です。大さじ2〜3杯とたっぷり使うと塩分過多につながりやすいため、減塩調理のアクセントとして「香りとコクで薄味をカバーする」使い方が健康的なアプローチといえます。