「粉チーズがない=チーズ類で代用しなければならない」というのは実は現代の思い込みです。イタリア南部・シチリア地方には、高価なパルミジャーノを買えなかった庶民の知恵として生まれた「モリカ(Muddica)」と呼ばれる伝統的な代用調味料が存在します。
【イタリア伝統・貧乏人のパルメザン「モリカ」の作り方】- フライパンにオリーブオイル大さじ1とみじん切りニンニク少量を弱火で熱する。
- 乾燥パン粉大さじ3を加え、弱中火でキツネ色になるまでじっくり炒める。
- 塩ひとつまみ(お好みでアンチョビ微量やパセリ)を加えて火を止める。
この炒りパン粉をパスタにかけると、カリカリとした心地よい食感とオイルのコクが加わり、粉チーズ以上のアクセントになります。脂質を抑えつつ香ばしさを足したいオイル系パスタ(アーリオ・オーリオやボンゴレ)には、重たいチーズよりもむしろ相性が抜群です。