服薬の悩みは年齢層によってアプローチが異なる。イヤイヤ期の子どもの場合、少量のオブラートに包んだり、大好きなアイスクリームに挟んで「一口でパクッと食べさせる」スタイルが効果的だ。量を欲張らず、一回分をちいさな団子状にして上顎に貼るなどのテクニックも現場で重宝されている。
一方で、飲み込みの力が弱まった高齢者の場合、粉末が気管に入り込む誤嚥のリスクが常に潜む。とろみ調整剤を活用して適度なとろみをつけるか、医師と相談して水に溶けやすい簡易懸濁用の製剤や、水なしで飲める口内崩壊錠(OD錠)へ処方を変更してもらうのも極めて有効な解決策となる。