週に2回、ハードな高強度インターバルトレーニング(HIIT)に汗を流したとしても、それ以外の時間をデスクの前で座りっぱなしで過ごしていれば、減量効果は半減する。そこでカギを握るのが「NEAT(非運動性熱産生)」だ。エレベーターではなく階段を使う、立って作業する時間を増やす、日常の動作を大きくするといった日常の微小な活動の積み重ねが、1日の総消費エネルギーの30%以上を占める。
さらに2026年のコンディショニング現場で重視されているのが、筋膜リリースやストレッチによる血流改善だ。可動域が狭まった硬い筋肉は、動かしても十分なエネルギーを消費しない。フォームローラー等を用いて筋膜の滑走性を高めることで、同じ「歩く」という動作でも使用される筋繊維の数が増え、消費カロリーが跳ね上がる。特別な運動器具を買う必要はない。日々の姿勢を見直し、身体の柔軟性を保つことこそが、最も効率的な燃焼エンジンのチューニングなのだ。