ネット上の一部掲示板やSNSでは、「東林間の阿波踊りは著名な大和阿波おどりの縮小版に過ぎないのではないか」といった誤解や先入観が散見されます。しかし、この言説は祝祭都市論の観点からも明確に否定されるべきものです。
大和阿波おどりは巨大な演舞場を幅広く使ったシンフォニックな隊列の見せ方に強みがある一方、東林間サマーわぁ!ニバルは「街の路地構造」を巧みに利用した濃密なセッション性を特徴としています。参加連にとっても、観客の歓声や吐息がダイレクトに届く東林間のストリートは極度の緊張感と高揚感をもたらす特別な舞台であり、「東林間で踊って初めて一人前」と語る踊り手も少なくありません。決して他所の代替品ではなく、完全な独自進化を遂げたフェスティバルなのです。
また、もうひとつの盲点は「場所取りルールの厳格化」です。近年、歩道にガムテープを貼っての過度な場所取りや折りたたみ椅子の放置が安全上の問題として厳しく制限されるようになりました。警備スタッフや役員による撤去要請も頻繁に行われており、「早く行ってシートを広げておけば安心」という古いネット情報はトラブルの元です。ルールを守り、立ち見を前提とした身軽な観覧スタイルを構築することが何より肝要です。