失踪事案の全容を解明するうえで、最初の手がかりとなるのが当日の行動タイムラインと目撃情報の精査です。登校のために自宅を出た後の足取りが途絶えるケースが多く、通学路の防犯カメラや交通系ICカードの履歴、駅周辺の商業施設における目撃証言が捜査の起点となります。
朝の通学時間帯に普段通りの様子で自宅を出たにもかかわらず、学校の始業時間になっても登校が確認されないことで事態が発覚します。失踪当日のタイムラインを追うと、学校とは逆方向の電車に乗車していたり、主要ターミナル駅で私服に着替えて移動していたりと、計画的な行動が見受けられる場合も少なくありません。警察は周辺の防犯カメラ映像を時系列で繋ぎ合わせる「カメラリレー捜査」を行い、どこで足取りが途絶えたのかを厳密に割り出していきます。