2026年東京大会の熱狂から数年。選手村として世界中のアスリートを迎えたこのエリアは、都市再生の成功モデルとして確固たる地位を築いた。古くなった旧公園やターミナル施設は美しく再整備され、デザイン性の高いバリアフリー設計と豊かな植栽が配された現代的なパブリックスペースへと生まれ変わっている。
かつての港湾エリア特有の殺風景な雰囲気は微塵もない。海辺の風を感じながら散策できる遊歩道は幅広く保たれ、ランナーやベビーカーを押す親子連れがストレスなくすれ違える工夫が施されている。歴史の記憶を継承しつつも、未来志向の都市空間として構築されたこのランドスケープは、訪れるたびに新しい発見を与えてくれる。