CG技術が主流となりつつあった2000年代後半にあって、約17万枚もの手描きセル画で作られた本作は、日本のアニメーション産業における一つの到達点と称されています。手描きならではのぬくもりある作画と、人間の声が持つダイナミズムが融合した結果、国内外の映画祭で絶賛を浴びました。
海外の映画批評家からも、キャラクターの「声」が持つ生命力と映像の躍動感が高く評価されています。声優陣の個性を最大限に引き出すジブリの制作手法は、単なるアニメーションの枠組みを超え、国際的な映像芸術としての評価を決定づける要因となりました。