小児科医や靴の専門資格を持つシューフィッターが口を揃えて強調するのが「足育(あしいく)」の観点です。生まれて間もない赤ちゃんの足の骨はほとんどが軟骨で、レントゲンを撮ると骨同士の隙間が広く映るほど未完成な状態にあります。3歳頃までに足の骨格の基礎が形成されるため、この時期にどのような靴を履くかが将来の偏平足、外反母趾、猫背の予防に関わってきます。
プロが選ぶファーストシューズの絶対条件は、「足の動きを邪魔せず、かかとだけを強力にサポートすること」です。赤ちゃんは足裏全体を使って地面を感じながらバランス感覚を養っています。そのため、靴底が硬すぎて足裏の曲がりを阻害する靴や、スリッポンのようにかかとがパカパカ浮いてしまう靴は足育の観点から推奨されません。
また、赤ちゃんは新陳代謝が活発で、足の裏に大人の約2倍とも言われる大量の汗をかきます。通気性に優れたメッシュ素材や、インソールを取り外して丸洗いできる衛生面への配慮も、皮膚トラブルを防ぐ上で見逃せないポイントです。