どれほど高機能なザバーンであっても、施工や運用を誤れば防草効果は半減します。現場取材や施工業者の証言から判明した、初心者が陥りがちな「3大失敗要因」を検証します。
1. 安さにつられた「品番選びのミスマッチ」
ホームセンターで安く並んでいる「136G」を、シートむき出し(曝露)で敷設したり、スギナやススキが生い茂る更地に敷いてしまうケースです。136Gは繊維密度が控えめで、スギナの強靭な芽が繊維の隙間を押し広げて突き抜けてしまいます。「スギナが生える場所には240G以上」という鉄則を無視した結果、「ザバーンなのに草が生えた」という悪評に繋がっています。
2. 固定ピンの間隔不足と「ワッシャー省略」
シートを地面に留める固定ピンの打設本数をケチり、1.5m〜2m間隔で留めた場合、風の煽りによってピン穴が徐々に広がり、そこから雑草が発芽します。また、ピンの頭に専用の防草ワッシャーを挟まずにピン単体で打ち込むと、シートにかかる応力が集中して裂け目ができ、雨水と共に飛来した種子がピン穴に定着してしまいます。
3. 端部処理の甘さと専用テープの不使用
コンクリートブロックのキワや、シート同士の重ね代(オーバーラップ)をただ重ねただけで放置すると、わずか数ミリの隙間から日光が差し込み、日光を求めて雑草が横から這い出してきます。布ガムテープなどの安価な粘着テープで代用すると、数ヶ月の雨風と紫外線でボロボロに剥がれ、再施工の二度手間を生じさせる原因になります。