「水を含ませて使うスポンジ」は、今や崩れないベースメイクの代名詞となった。しかし、なぜ濡らしたスポンジを使うとファンデーションが崩れなくなるのか。その科学的な理由を理解している人は多くない。
水ありファンデーションスポンジ崩れない理由は、スポンジ内部にあらかじめ水分を蓄えさせることで、ファンデーションの過度な吸い込みを防ぎつつ、ファンデーション内の水分とスポンジの水分の表面張力を利用して肌に密着させる点にある。さらに、濡らして固く絞ったスポンジで肌をタッピングすると、肌表面の過剰な熱(摩擦熱・皮膚温)が冷却され、毛穴がキュッと引き締まる「クーリング効果」が得られる。これにより、皮脂腺の過剰な活性化が抑えられ、皮脂崩れを物理的に遅らせることが可能となる。
このメソッドの世界的基準となっているのがビューティーブレンダー使い方である。プロが徹底している正しいステップは以下の通りだ。
まず、スポンジに水をたっぷりと含ませ、元のサイズの約1.5倍から2倍近くまで膨らませる。次に、手のひら全体で握るようにして水を切り、さらに清潔なタオルやキッチンペーパーで包んで水分を限界まで吸い取る。「表面はしっとり湿っているが、強く握っても水滴が滴り落ちない」状態が黄金比だ。この状態で、滑らせるのではなく「ポンポンと優しくスタンプするように垂直にタッピング(バウンス)する」。肌の上でファンデーションが薄膜化し、キメの隙間に入り込んで強固な密着膜を形成する。
ドラッグストアで入手できる名品として名高いロージーローザスポンジ評判の核もここにある。「ジェリータッチスポンジ」や「マルチプルスポンジ」は、水を含ませた際の膨らみと柔らかさの設計が極めて優秀であり、ハイブランドのスポンジに匹敵する「崩れにくさ」をワンコイン前後で実現しているとSNSや口コミサイトでも絶賛が絶えない。