反町隆史が演じた冠城亘は、2015年10月スタートの「season14」から2026年3月放送の「season20」最終回まで、実に7シーズンにわたって特命係に在籍しました。これほど長期にわたり愛されたキャラクターがなぜ幕を下ろしたのか、その決定打となったのは「役者人生における年齢の節目」と「やりきったという達成感」でした。
当時の制作発表や雑誌の単独インタビューにおいて、反町本人は「season20という大きな節目を迎えるにあたり、自分自身がひとつの区切りをつけるべきだと考えた」と明かしています。撮影開始当初は40代前半だった反町も、season20のクランクアップ時には40代後半に差し掛かっていました。「50代を迎える前に、相棒という偉大な看板から一度離れ、新たな挑戦に踏み出したい」という強い役者魂が、自ら降板を申し出た最大の動機です。
テレビ関係者や報道各社の取材データによれば、テレビ朝日側や水谷豊側からの打診ではなく、反町側からの丁寧な相談によるものでした。7年という歳月をかけて冠城亘という人物像を完璧に完成させたからこそ、最高の状態での花道を自ら選択したといえます。