この場所を「ファンの聖地」たらしめている最大の要因は、稲葉浩志氏の母親である邦子さんの存在にほかならない。店頭に立つ邦子さんは、遠方からやってくるファン一人ひとりを笑顔で迎え、気さくに声をかける。
「遠くからよく来てくれたね」。そんな一言とともに渡される温かいお茶や、息子である稲葉氏の幼少期の思い出話に、涙を流すファンも少なくない。過度な飾り気のない、実家のリビングに招かれたかのような親密な交流エピソードは、ファンの間で長年語り継がれてきた。彼女の温かな人柄こそが、この場所を特別な空間へと昇華させているのだ。