メイクにおいて最も基本的でありながら劇的な効果を生むのが、髪色と眉毛の色の黄金比です。プロの現場で共通認識となっている基本ルールは、「眉毛の明るさを髪色よりも1〜2トーン明るく設定すること」にあります。
髪色より眉毛を明るくする理由は、視覚的な錯視効果にあります。眉毛は顔の中心に位置するため、自眉の持つ強い黒さや毛量がそのまま残っていると、視線が目元に集中して重たい印象を与えがちです。眉のトーンをわずかに引き上げることで目元のフレームが柔らかくなり、瞳の輝きや肌のトーンアップ効果が際立ちます。
一般的なカラーチャートで見た場合、例えば地毛に近い6〜7トーンの暗髪であれば、アイブロウは8〜9トーンのソフトブラウンやアッシュ系を選ぶのが理想的です。逆に、12トーン以上のハイトーンヘアの場合は、あえて10〜11トーン程度に眉を留めることで、顔の輪郭がぼやけず適度な引き締め効果を得られます。