FA宣言が行われると、SNSや野球系掲示板ではファンによる「プロテクト予想」が白熱します。ファン目線では「絶対に外せない生え抜き」であっても、球団の編成部は極めて冷徹な計算を働かせています。
その典型が「年俸プロテクト」と呼ばれる思惑です。推定年俸が数億円にのぼるベテラン選手は、仮にプロテクトから外しても「相手球団が高額な年俸負担を嫌がって指名しないだろう」と見込み、あえて枠から外して若手有望株をリストに滑り込ませる手法です。
しかし、前述の内海や長野の事例のように、相手球団が「若手の手本としてのリーダーシップ」や「戦力としての計算」を重視して強気の指名に踏み切るケースもあります。ネット上でのプロテクト予想が盛り上がる背景には、こうした球団フロント同士の腹を探り合う心理戦の面白さがあると言えます。