輪郭を少しでも早く戻したい一心で、自己流のケアに走ってしまうケースが見受けられますが、ステロイド服用中の身体は非常にデリケートです。誤ったアプローチは逆効果を招くため、正しい知識を持っておく必要があります。
特に注意したいのが強い力での小顔マッサージや美顔ローラーの使用です。ステロイドを長期間服用していると、皮膚の真皮層が薄くなり、毛細血管も脆弱になります。強い摩擦や圧迫を加えると、皮下出血(内出血)や色素沈着、皮膚炎などの二次トラブルを引き起こす危険性が極めて高くなります。
日常で取り組むべき安全で効果的な改善策は以下の3点です。
① 徹底した塩分制限(むくみ対策)
ステロイドは腎臓でのナトリウム再吸収を促すため、塩分を過剰に摂ると激しい浮腫(むくみ)が重なります。1日の塩分摂取量を抑え、カリウムを多く含む海藻類や野菜をバランスよく摂取することが有効です。
② たんぱく質を中心とした低糖質食
食欲に任せて糖質や脂質を過剰摂取すると、中心性肥満がさらに進行します。筋肉量を維持するための高たんぱく・低脂質な食事を心がけ、血糖値の急上昇を抑える工夫を行いましょう。
③ 優しいリンパ流しと適度な有酸素運動
マッサージを行う場合は、摩擦を避けるためにクリームを用い、首筋から鎖骨へ向かって手のひら全体で優しく撫で下ろす程度に留めます。また、主治医の許可があれば、ウォーキングなどの軽い有酸素運動で基礎代謝を維持することが回復を後押しします。