日本での活動基盤を完全に失った小出は、単身渡米を決意する。ニューヨークでの生活は決して華やかなものではなく、語学学校に通いながら演劇学校で基礎から芝居を学び直すという地道な武者修行の日々だった。言葉も文化も異なる環境で、自らの人間性と役者としての原点を見つめ直す時間が、彼の内面に大きな変革をもたらした。
数年間の充電期間を経て、彼の再起を支えたのは新たなプラットフォームだった。配信大手ABEMAのオリジナルドラマ『酒癖50』での主演抜擢を皮切りに、世界的な配信基盤を持つNetflixなどのプラットフォームを通じて作品へ復帰。地上波TVの自主規制の壁を越え、演技力そのもので勝負できるウェブ配信の世界が、彼の役者生命をつなぎ止める決定的な舞台となった。