スーツケース選びで取り返しのつかないミスを防ぐには、運送各社の現行レギュレーションを正確に把握しておく必要があります。ANAやJALに代表される国内主要航空会社(100席以上)における機内持ち込み 規定 サイズは、基本的に「3辺の合計が115cm以内(幅55cm×高さ40cm×奥行25cm以内)」かつ「総重量10kg以内」と厳密に定められています。
ここで見落としてはならないのが、座席数100席未満の小型機や地方路線を利用する場合の基準です。100席未満の機体では、3辺の合計が「100cm以内(45cm×35cm×20cm以内)」へと一気に引き下げられます。一般的なSサイズスーツケース(115cm規格)を持ち込もうとすると搭乗直前で預け入れを指示され、到着空港のターンテーブルで無駄な待ち時間を過ごす羽目になります。
さらに、近年鉄道各社で運用が定着した東海道・山陽・九州・西九州新幹線の「特大荷物スペースつき座席」の事前予約ルールについても正しい理解が求められます。対象となるのは「3辺の合計が160cm超〜250cm以内」の大型荷物であり、二泊三日向けのキャリーケース(通常115〜125cm程度)であれば事前予約なしで座席上の荷物棚にそのまま収納可能です。「新幹線のルールに引っかかるのでは」と過度に警戒して極小ケースを選んでしまう旅行者も散見されますが、新幹線移動に限っていえば、40L超の中型ケースであっても何ら制約を受けることなく座席上の棚に持ち上げることができます。