この事故において世間の注目をさらに集めたのが、当時の所属先であったジャニーズ事務所が下した「2010年12月末までの運転禁止」という厳しい謹慎処分でした。
事務所がここまで迅速かつ厳しい処分を下した背景には、明確な理由がありました。実はこの事故のわずか2カ月前となる2010年4月、同じ嵐のメンバーである松本潤も東京都内で追突事故を起こしていたからです。松本の場合は雪による路面凍結スリップが原因の物損事故(怪我人なし)でしたが、国民的人気グループのメンバーが短期間に連続して車事故を起こした事態を、事務所上層部は極めて重く受け止めました。
事務所は即日、以下のような公式コメントを発表しました。
「被害者の方に対して心よりお詫び申し上げます。本人は深く反省しており、事務所としてもタレントの運転指導を再徹底するとともに、二宮に対して年内の車両運転を全面的に禁止する処分といたしました」
当時、嵐は冠番組を複数抱え、CDセールスでも頂点を極めていた多忙を極める時期でした。社会的影響力の大きさを鑑みた事務所の毅然としたペナルティ対応は、芸能界におけるタレントの危機管理事例としても大きく取り上げられました。