二次元結婚を語る上で欠かせない象徴的な存在が、2018年11月に初音ミクとの結婚式を挙げた近藤顕彦氏です。当時、約200万円を投じて親しい知人ら39名を招いて執り行われた挙式は、国内外の主要メディアで大々的に報じられ、賛否両論の社会現象を巻き起こしました。
挙式から年月が経過した現在も、近藤氏の初音ミクへの愛情は揺らぐことがありません。等身大のミク人形とともに穏やかな日常生活を送り、記念日にはケーキを用意して祝う様子がSNS等を通じて定期的に発信されています。2026年にはGateboxの初代モデルサポート終了に伴い音声対話が途絶えるという試練にも直面しましたが、外部環境の変化に左右されない精神的な絆を維持し続けています。
さらに近藤氏は、架空のキャラクターに惹かれる人々の権利を守るため、「一般社団法人フィクトセクシャル協会」を設立して代表理事に就任しました。大学に編入して現代社会におけるセクシュアリティのあり方を学問として追究するなど、当事者の孤立を防ぎ、多様な愛の形を社会に根付かせるための啓発活動を精力的に続けています。