「部活動に打ち込むと勉強が疎かになる」という懸念は、江南高校サッカー部には当てはまらない。厳しい部活をやり抜いた経験こそが、受験勉強という試練を乗り越える最大の力になるからだ。
18時までに練習を終えた選手たちは、帰宅後すぐに机に向かう。限られた時間で集中して学習する能力は、サッカーの練習で培ったタイムマネジメント能力そのものだ。選手権予選が秋まで続くため、引退時期は他の受験生より遅くなることもある。しかし、そこから見せるラストスパートの集中力には目を見張るものがある。
名古屋大学をはじめとする国公立大学や、関関同立、南山大学などの難関私立大学へ毎年多くの卒業生が進学していく。グラウンドで磨いた「自分で考え、判断し、行動する」能力は、大学受験やその後の人生においても大きな武器となる。