「サッカーやろうぜ!」――このシンプルな一言に、作品のすべてが凝縮されている。円堂守という男が発する真っ直ぐな言葉は、チームメイトだけでなく、対戦相手の心をも解きほぐしていった。帝国学園の鬼道有人や、白恋中学の吹雪士郎など、心に傷や葛藤を抱えたライバルたちが円堂と出逢い、真の仲間へと変貌を遂げていく展開は、スポーツドラマとしてのクオリティの高さを示している。
困難にぶつかった時、自らの限界を超えて新しい必殺技を生み出す展開は、王道でありながら常に観客の期待を裏切らない爽快感に満ちていた。仲間を信じ抜き、最後まで諦めないキャプテンシーは、時代が変わっても決して色あせない強いメッセージ性を放ち続けている。