検索エンジンで「前田敦子 全裸」というキーワードが浮上し続ける最大の契機となったのは、2015年公開の映画『さよなら歌舞伎町』(廣木隆一監督)での熱演です。本作で前田敦子が演じたのは、メジャーデビューを夢見ながら歌舞伎町のラブホテルで働く恋人(染谷将太)と同棲するミュージシャン・美代子でした。
作中では、ラブホテルの一室を舞台にした濃密なベッドシーンが描かれました。背中や肩のライン、胸元の露出を伴う生々しい情愛描写は、トップアイドルとしての過去を知る観客に強烈なインパクトを与えました。一部で「全裸になったのではないか」と騒がれたものの、実際には局部や完全な全裸を晒す描写はなく、徹底して映画的なリアリズムに即した官能表現でした。
廣木監督特有の長回し(ワンカット撮影)の中で、取り繕うことのない生身の女性の息遣いを表現したこの濡れ場は、単なる露出や話題作りではなく、作品の文学性を支える重要なファクターとして映画ファンから絶賛されました。この鮮烈な印象が、年月を経てもなお検索され続ける大きな理由となっています。