大会の開催に伴い、数年前から社会的な議論を呼んでいるのが、駅周辺や主要道路沿いに設置される高さ約2メートルの「目隠しフェンス」だ。チケットを持たない歩行者の立ち止まりによる雑踏事故を防ぐ目的だが、地元住民からは視界が遮られることへの困惑や不満も根強く存在する。
2026年は新たな試みとして「スマート透過型フェンス」が一部区間に試験導入された。普段は半透明で一定の景観を保ちつつ、群衆の密度が危険水域に達した瞬間、電子制御で一瞬にして遮光状態へ切り替わる。安全の最優先と地域住民への配慮という二律背反の課題に対し、大津市と実行委員会は模索を続けている。