実際の数値以上に大きく見える理由は、彼女の驚異的な頭身バランスにある。松田聖子のフェイスラインは極めてコンパクトであり、いわゆる「小顔」の代表格だ。首が長くデコルテがすっきりと開いた衣装を着ることで、縦のラインが強調され、8頭身に近いプロポーションの錯覚を生み出す。
さらに特筆すべきは姿勢の良さだ。背筋をピンと伸ばし、常に胸を開いて視線をわずかに上に向けるステージングは、実寸よりも数センチ高く見せる効果を持つ。テレビカメラの煽りアングルやハイヒールの履きこなしも手伝い、ファンの網膜には「大柄なディーバ」としての存在感が刻み込まれることになった。