アメリカで箸を使う人が急増?現地の実態と驚きの最新マナー事情とはどんな影響があるのか? 背景や要点を整理してお届けします。

現地で箸を使う人々を観察すると、日本人が教わる「正しい箸の持ち方」とは異なる、独自の持ち方が数多く見られます。

最も頻繁に目にするのが、2本の箸をペンのように握るスタイルや、箸の先端がハサミのように交差する「クロス持ち」です。日本人から見るとぎこちなく映る持ち方であっても、本人は豆粒や麺類を器用に持ち上げており、あくまで「料理を口に運ぶための実用的なピンセット」として合理的に使いこなしています。

また、食事作法に関する感覚の違いにも注目すべき点があります。日本では忌み嫌われる「立て箸(ご飯に箸を突き刺す行為)」や「渡し箸(小皿の上に箸を横たえる行為)」について、文化的なタブーの背景を知らない現地の人々は、悪気なく自然に行ってしまうことが多々あります。

一方で、相手に料理を取り分ける際に「直箸」を避ける配慮や、箸を噛まないといった基本的な衛生面への意識は高く、形式美よりも周囲に不快感を与えない清潔さや機能性を最優先するアメリカらしい実利主義が反映されています。