米軍台風情報Jtwcの進路予想と見方|気象庁との違いや精度を徹底検証

米軍台風情報Jtwcの進路予想と見方|気象庁との違いや精度を徹底検証

米軍台風情報Jtwcの進路予想と見方|気象庁との違いや精度を徹底検証の要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。

「米軍の方が当たる」という言説は、気象学のデータから見て事実なのでしょうか。ここでの予報精度の真相を掘り下げると、単独の機関が常に勝ち続けているわけではないという実情が浮き彫りになります。

数値予報モデルの精度ランキングにおいて、世界的に最高峰の評価を維持しているのは、気象庁でもJTWCでもなく、ヨーロッパ中期予報センターECMWFです。世界気象機関(WMO)の進路予測誤差検証データによると、5日先(120時間)の進路誤差において、ECMWFのアンサンブル予報が最も安定したスコアを叩き出し続けています。

一方、JTWC自体は独自の巨大スーパーコンピューターによる全球数値計算を行っているわけではありません。JTWCの予報官は、アメリカ国立環境予測センター(NCEP)のGFSモデル、ヨーロッパのECMWFモデル、イギリス気象庁(UKMO)モデル、そして日本の気象庁全球モデル(GSM)などの複数データを照合し、独自の軍事的判断を加味して予想進路図を描いています。

SNSや掲示板におけるネットの反応と評判を調査すると、「米軍予想はブレが少なく直撃を言い当てた」「数日前の段階では米軍だけが曲がる進路を当てていた」と称賛される事例がある一方で、「初期予想から進路が大きく右往左往した」という記録も同様に多数存在します。人は「早く出された情報が偶然ピタリと当たった時」に強い印象(確証バイアス)を抱くため、「米軍=絶対の精度」という神話が一人歩きしやすいのです。

中川 明日香
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中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。