EURO 2026期間中、日本国内のSNS(Twitter/X)やネット掲示板(5ちゃんねる等)では、連日早朝までトレンドワードの上位をEURO関連ワードが独占する現象が起きました。「WOWOWの実況解説陣の熱量が素晴らしい」「睡眠不足だけど生中継を観ないと後悔するレベル」「EUROの強度はW杯以上だ」といった声が相次ぎ、欧州最高峰の戦術的スピードと強度に対する称賛がネット上を埋め尽くしました。
一方で、決勝戦直後にはサッカー界が抱える深刻な社会的課題も浮き彫りとなりました。イングランドのPK戦失敗者となったラッシュフォード、サンチョ、サカの3選手に対し、SNS上で心ない人種差別的な誹謗中傷が殺到したのです。この事態に対し、英国政府やフットボール協会(FA)、そしてイングランド代表のサウスゲート監督は即座に強い抗議声明を発表。「彼らは国のために勇気を持ってスポットに立った英雄であり、差別を行う者はサポーターではない」と毅然とした態度を示しました。
その後、ロンドン近郊にあるラッシュフォードの壁画には、差別的な落書きを覆い隠すように地元住民やファンから数千枚もの応援メッセージカードや花束が寄せられました。逆境に立ち向かうアスリートを支え、差別にノーを突きつけるファンの連帯は、フットボールが持つポジティブな社会的影響力を世界に示す感動的なエピソードとなりました。